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サンシタのニッチな勘所

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Excelでフィルタが途中で止まってしまった時の対処法《空白行編》

Excelでフィルタを行った際、途中で処理が無効となってしまい、フィルタのかかっていないセルがずるずると続いてしまう事がある。
前記事でも書いたが、これはExcelの仕様で、データの途中に何も無い空白行が存在するとそこまでをひとつの表と見做し、空白行の下から新たな表が開始されるものとして認識してしまうのである。

今回は、この空白行があるが為にフィルタが途中で止まってしまう場合の対処法に限定して書くこととする。

「空白行なんて手作業で消せば済む話じゃないか」とお思いの方は、膨大な量の設定を詰め込んだXMLファイルや十数年間分の帳簿、読み手のことなど全く無視したメモ書き程度の要件定義書(崩れ)を見たことが無いのだろうか。あんな大量の空白行を手作業で右クリック⇒Dキー押下で消していくなんて夢にも見たくない。

そんな経緯で作業開始である。至って簡単だ。

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用意するもの:
・Microsoft Office Excel(バージョンは問わない)

手順:
1.空白行の入っているファイルをExcelで開く。
  因みにExcelで開くことが出来れば拡張子は問わない。
2.フィルタが掛かっている場合は全て解除する。
  [データ]タブから[フィルタ]をクリックすることで解除可能だ。
3.シートの最も左上にある四角を押下する。全選択となる筈である。
4.ここで漸くフィルタを設定する。
  手順2と同じ操作でフィルタの設定が可能である。

あとは空白行のみ省いたり、必要なセルのみ抽出したりとお好みでフィルタ設定を行って構わない。

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ここでのキモは手順3の全選択だ。

バージョンによっても挙動が異なるかもしれないが、いつもの癖で[Ctrl+A]を押下すると表ひとつ分しか全選択できないのをご存知であっただろうか。そのままフィルタを掛けた所で、やはり空白行の手前でフィルタリングが中断してしまう。

ここではシート全体をひとつの表としてExcelに認識させる必要がある為、すべてのセルを問答無用で選択できる「例の角っこ」を採用した。
因みに正式名称は「全セル選択ボタン」というそうだ。そのまんまじゃねえか。
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